【ピアノ】休符の前後にある“音楽”

こんにちは。ピアノスクールかなでのかなです。

今日は休符のことを書いてみます。

 

レッスンをしていて感じるのは、
休符になるとふっと気が抜けてしまう子が多いということ。

弾く手を止めた瞬間、
心も止まってしまう。
そんな感じです。

 

でも本当は、
休符のあいだに、すごく大切なことが詰まってるんですよね。

 

たとえば、
前のフレーズが静かに語るようなものだったら
その余韻を保ちながら休符を感じたい。

逆に、
前が勢いよく駆け上がるようなフレーズなら
休符ではエネルギーを整えて、次に向かう準備が必要です。

 

休符って、ただ止まるんじゃなくて“つなぐ時間”なんです。

 

だから私はよく、
その休符の間に、何をしてる?」って聞きます。

 

ぼーっとしてたら、
次の音を入るときに流れが途切れてしまう。

 

何もしていないようでいて、
呼吸を整えたり、手をそっとセットしたり、気持ちを整える時間。

 

その準備ができていると、
次の音がスッと入っていけるし、
演奏がひとつのまとまりとして聞こえるようになります。

 

どの曲も同じように“休めばいい”わけじゃないのが、
また面白いところですよね。

 

今日の練習では、
「この休符、どう使おう?」って一度考えてみてください。

 

それだけで、
音楽の流れがぐっと自然になります。

かな

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