自信と自主性がつくレッスンとは?
前回まで、ピアノ嫌いの子供の大半の原因が、
1「譜読みが苦手」
2「弾いてる曲が嫌い」というのをお伝えしてきました。
1の譜読みの伸ばし方も子供編3でお伝えしてきました。
今日は、譜読みが出来てくる→自信がつく→→自主性がついてくるというお話をします。
譜読みがついてくるには最低でも半年くらいはかかります。
その中でいかに自信をつけながら、譜読みを伸ばしていくか?
それは短い曲をたくさんこなすということは前回お伝えしました。
それに加え、週に一度、先生に合格をたーくさんもらうということです。
短い曲ですとそれが可能になります。
独学のお子さんも、合格をたくさんもらえるというのが当たり前のテキスト選びを心がけてください。
あと、プリントで課題を出される先生がおりますが、テキストを使うがベター。
テキストを成し遂げた達成感も自信に繋がります。
これが何でそんな自信に繋がるかとおいうと、ゲームと同じで、子供はクリアしていく感覚が大人より必要なのです。
前に進んでいる感覚は大人も継続のコツとなりますが、子供はもっと必要なのです。
私のレッスンではレッスンの度に最低3曲くらいは合格させ、次に進ませます。
その時、丸でなく、はなまる、シールやスタンプ、なんでもよいですが、何かポイントのような物を紙に溜めながら進めていくのがオススメ。
最初は自信がなかった子も、だんだん、2ー3曲は合格しないとなんだか気持ち悪い!やだ!
という感覚(習慣)になっていきます。
そうなれば理由がどうであれ、継続のサイクルに入っていきます。
読譜力がある程度ついてくると、そのうち弾きたい曲、好きな曲なんかも弾けるかも?
という感覚から、「先生、これ弾いてみたい」と自分からリクエストしてきます。
こうなって初めてピアノを弾ける楽しみを味わえる子もいます。
弾きたい曲がとても難しいん場合でも、全否定は絶対しません。
「自主性が芽生えたという」程、上達がはかどることは他にありません。
音楽はアレンジ次第でなんとでもなります。
その子が弾きやすいようにアレンジしてあげます。
楽器が苦手な子供をここまで押し上げてあげられるかは、大人次第なところもあります。
これはピアノに限らず、子供のうちに小さな成功体験をたくさんさせておくと、
大人になってもポジティブ思考になりやすい大人に育つというメリット大なのです。
大人になって子供の頃の習い事のせいで(生まれつきにプラスして)
ネガティブ思考が癖づいたまま大人になると習い事で豊かな人生にさせてあげようと言う思いが本末転倒です。
ネガティブだから、慎重に行動できるという点では良いとしても、ネガティブ思考は放っておいても大人になるにつれ、何かしら失敗を繰り返し、ネガティブ思考はついてくるものです。
習い事の時間を通して、一人一人少しでも自信に溢れた子になるようなカリキュラムを組んであげることです。
個人レッスンでは特にそれが可能ですが、グループレッスンでも可能です。
ピアノを通し、伸び伸びした自由な発想ができる人間に育ってもらいたいですね^^