ショパンコンクールで二次、三次に進めない人の特徴

今日は!ピアノスクールかなでのカナです!
今日はショパンコンクールの感想を述べていきます。私個人のメモです。

二次に進めない人の特徴1

あくまで二次に進めなかった人の感想です。
1 左手の響きがやや重く、全体として音のバランスに偏りが見える。
特に日本人、アジア勢のショパンの「歌わせ方」の傾向を聴き比べるのは興味深いが、この演奏はどこか「努力して歌わせようとしている」感じが強く、自然な流れが途切れる場面が多い。

2 アクセントやルバートの位置が不自然で、肝心なところで音を“どすっ”と入れてしまうため、せっかくのフレーズが息づかない。まるで手書きの文字がところどころ崩れているような印象。
それでも、音楽的に「歌おう」という意思は感じられる。

3 身体の動きが大きくても、音楽の流れが自然でないと違和感が残る。
これは自分にも重ねて感じる部分で、反面教師的に学ぶことの多い演奏。
ショパンの作品は、ほんの少しでも“無理に表情をつけよう”とすると、すぐに不自然に聞こえてしまう難しさがある。

とはいえ、「あまり印象に残らなかった」と思う演奏にも、それを成り立たせるだけの高い技術は確かに存在する。
途中までの流れが美しいピアニストや、ある瞬間だけ心を動かされる演奏に出会うと、「その一瞬」を作れること自体が大きな才能だと改めて思う。全体の完成度が甘いという面はテクニックがほとんどかとおもうので。

結果として、「流れがある人」はほとんどが二次へ進む。
逆に、音楽の方向性そのものが不自然な人、つまり「上手そうに見えて実は歌わせ方がちぐはぐ」なタイプは落とされやすい。
無理に“歌わせよう”とするよりも、自然に音が流れる方がずっと聴きやすい。(自分への戒めでもある。)

三次に進めない人の特徴
二次から三次にいく人の特徴は半数は一次と同じ理由。
あとは、大曲の完成度、テクニック。
一次でワルツが上手でも二次の大曲ではそうでない場合は多い。
後、一番の決め手はショパンの解釈がきちんとされているか。
情熱的に「自分」を出しきっている音楽的には素晴らしいけど、「ショパン」が感じられないと三次にはいけない人が多い印象。
残り30パーはジュリーの好みかと。 
三次にいくだろうと感じていたのに進めなかった人は5人ほどいた印象。

ピアノスクールかなで カナ

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