かなでピアノのかなです!
さっきの西本裕矢さんの演奏が凄すぎてまだ感動が体から抜けてません!
こんなすごい人がいたなんて知らなかった。。。。
や、もう凄すぎました。なんと表現すれば良いか、体が持ってかれたとか言うレベルではなく、音楽から情熱が伝わりすぎてまるでベートーベン。や、ショパンです!とにかく30分とは思えない感覚。脳内麻薬がずっと出続けている感覚といいましょうか。
ショパンコンクール始まってからこれに近い感動を感じる演奏者さんって中国勢続きだったのもあり、失礼ながら、あんまり最初期待してなかった(本当すみません)のに聞き始めてすぐ、夜ご飯の支度ストップ笑
何がどうすごいってショパンであれだけフォルテを多めに使ってここまで「音楽的」に「情熱」を「全体的」に伝えられる演奏者ってそうそういないからです。ちょっとランランさん間ある。
去年の入賞者の例えばpーPPPを駆使してすっごいテクニックで音の粒が天才級の超絶技巧者、よく一位の方だったり、反田さんだったり、小林さんもどっちが言うと、そういったPPテクニックの緊張感を感じるプレリュードだったりしてました。今回そう言う演奏以外で音楽的なもっと奥に刺さるのがってすごい!!!ってなったのは中国の方々。
そんな時現れた日本人のYUYA NISHIMOTOさん。Made my dayです。
演奏者はよく、「自分を表現したい」といいますが、彼は本当に自分の世界を完成度ありきで出せてるってことですね。音楽的にも優れたまま、自分の情熱を表現できているってことです。音楽の流れで止まることが一切なかった。音楽的なつながりが一切途切れないので本当に、彼は音楽の流れがわかっている方です。アーティスティックですね。わかっていても表現するのが難しいのに、あんなにバンバンフォルテ駆使しても嫌気が刺さず感動に持っていけるのはすごいことなのです。ロックな演奏なんで、ライブでは余計に感動を覚えるかと思います。絶対今後コンサート行く!日本で嬉しい!
ショパンの上手な人は音の粒、超絶技巧者、ショパンぽくという抑制がどうしても感じたりがすごい!というパターンと、彼のように音楽的に胸に刺さる情熱的なショパン、その二つを兼ね備えてるタイプと色々あると思いますが、ここまで「コンクール」感がなく、けど音楽的に個人の情熱が伝わった演奏って今回初めてかもです。
後、彼の独特な間の取り方が最高です。あの休符の取り方無くしてこの感動は生まれません。素晴らしいメロディラインの歌わせかたに、それらすべてが一つの線になってた。
ワルツも良かったけど、何よりもハッとさせられたのが、バラードの最初どどーどどーどミーレどファーのメロディでここまで明るく希望に満ちた雰囲気を味わえると走らなかった。これまで何度も何度も聞いてきたフレーズだけどメロディ一つでガラッと音楽変わるのがびっくり。この部分ここまで感心できたの初めてかもです。ドライなところはわざとドライにしているのでしょうか?それはそれで緊張感を高めてもらえてよかった。終盤の盛り上げ方もたまらなかった。メロディー同士が会話してるのがずしずしと伝わってくる。ああああすごい。
ほんっとうに心の底から感動しました。
本当スクリーンの向こうからこんな気持ちにさせてもらってありがとうございました。
かな