速く弾きたくなったときにこそ取り入れてほしい練習

かなでピアノスクールのかなです。

今日は、速く弾きたくなったときにこそ取り入れてほしい練習について書きます。

小さい音で、鍵盤の底までゆっくり押す練習。

見た目は地味^^;でも、指のコントロールを整えるために本当に効果があります。

速く弾こうとすると、指がバタついたり音が流れたりしやすくなります。
音の粒が揃わない、強弱が安定しない原因は、ほとんどの場合“基礎の力不足”。

この練習は、どの指に無駄な力が入っているか、すぐにわかります。
音の出し方にムラがあると、小さい音ではすべてはっきり出てしまう。
だからこそ、ごまかせない分だけ効果も大きい。

私もこの練習、結構好きでよく取り入れています。

小さく、ゆっくり、丁寧に弾いたあとに、
少しだけ速く弾いてみる。
それを部分的に何度か繰り返してみると、
あ、整ってきたなって自分でも実感できます。^^

スピードを上げても形が崩れにくくなってきて、
ただ速いだけじゃない、しっかりした演奏に近づいていく。

速く弾ける=上手、ではない。

聴いてもらえるような速さにするには、まず質のある音をゆっくり丁寧に作ること。

速くしたくなったときほど、落ち着いて。
小さく、深く、正確に。

また明日も、ピアノのコツをお届けしますね。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。

かな

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