ピアノ|「音の粒を揃える」ってどういうこと?

かなでピアノスクールのかなです。

ピアノの上達でよく言われる「音の粒を揃えて」。
でも、それってどういう意味か、ちゃんとわかっていますか?


音の粒を揃えるとは、簡単に言うと、
1音1音の大きさ・タイミング・響きがバラバラにならないようにそろえること

言い換えると、
**“真っ直ぐな線が引けるかどうか”**なんです。

たとえば、絵を描くときに線がガタガタだと、どんなに色を塗っても美しく見えませんよね。
それと同じで、どんなに表現を込めても、基本の音がバラついていたら伝わらないんです。


では、どうやって練習するのか?

ポイントは2つだけ。

① まずは同じ音量・タッチで1音ずつ丁寧に弾いてみること。
片手だけで、ドレミファソを5回繰り返すだけでもOK。
バタつかず、同じ重さ・同じ速さ・同じ深さで弾けているかを聴いてみましょう。

② 強弱をつけるのは、それが自然にできた後。
強弱や感情を乗せるのは、“粒が揃った上”での次のステップ。


「音の粒が揃ってる演奏」は、
聞いている側にとって安心感のある音楽になります。
そしてそこに初めて、表現や感情が乗っていきます。

基本だけど、奥が深い。
それが「音の粒を揃える」ということです。

また明日も、ひとつだけ大事なピアノの気づきをお届けします。

かな

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