こんばんは!かなでピアノスクールのかなです。
前回は 「極端にゆっくり弾くことの大切さ」 についてお話ししました。
今日は、さらにもう一つの大事なポイントをお伝えします。
それは……
「指を上げすぎないこと」 です。
速いパッセージを弾くとき、
「しっかり打鍵しなきゃ!」
「強く弾かないと音が出ない!」
と考えて、つい指を高く上げてしまっていませんか?
でも、これが速さの大きな妨げになっているんです。
指を高く上げると、
当然ながら、それだけ距離が長くなります。
すると、そのぶん動きにロスが生まれ、
スムーズに弾くことが難しくなります。
速く弾くために必要なのは、
「最小限の動きで効率よく弾くこと」 です。
鍵盤のすぐ近くで指を動かす。
指を「下ろす」のではなく、
「横へ流す」 ようなイメージで。
指を高く持ち上げず、
鍵盤の表面をなぞるように。
この意識だけで、
驚くほど動きがスムーズになり、
音のつながりも良くなります。というのが最終的なこと。で、部分練習は色んな指の形で引いてみてください。あげて引いたり鍵盤にくっつけて弾いたり。色んな指の形で練習するのが大事。
もし、指を高く上げるクセがあるなら、
まずは 意識的に低くする練習 をしてみましょう。
最初は「こんなに浅いタッチでいいの?」
と違和感があるかもしれません。
でも、慣れてくると、
指の無駄な動きが減り、
結果的にスムーズに弾けるようになります。
無理に速く動かそうとせず、
動きを小さく、なめらかに。
これが、速いパッセージを楽に弾くコツです。
次回は、
「途中から弾く練習」 についてお話しします!
速いパッセージをなめらかに弾くために
指を上げすぎない、途中から弾く、脱力と音をよく聞き極端にゆっくり弾く。
この4つを意識するだけで、
指の回り方が驚くほど変わります。
焦らず、少しずつ取り組んでみてください。
明日も演奏のコツをお届けします!