こんにちは♪かなでスクールのかなです。
今日は私の尊敬している、ロバートベースさんによる、「未来に羽ばたくピアノ教育」を読んで自分の講師としての経験と重ね合わせ学んだこと、気づいたことをお伝えしたいと思います。
今から、ピアノを始めようとしている方はもちろんのこと、ピアノ講師の方や、音楽教育全般に興味がある方にぜひ知ってほしいことがたくさん書かれている本です。
まず、彼が強く伝えようとしていることの1つが楽器の勉強は、
個人レッスンがほとんど絶対的と言って良い位に支配的で、当然のものと考えられている。ということに疑問を抱いていたことです。
彼はこう言います「もともとピアノは、誠に孤独な、効率性の際立った楽器である。他のその楽器は伴奏を必要とするが、ピアノはソロ楽器中のソロが好きで、自ら充足し、他者の介入、協力、共働きを必ずしも必要としない特別な楽器なのだ。そうした効率性を、グループレッスンによって初めから取っ払う事は有意義でなくて何だろうか。同じレッスンを受ける他の学習者に、己の演奏を聞いてもらう、そして他者の演奏を聞いて、刺激も受け、また批判力をも養う。やがてそこからアンサンブル的な音楽実践にも展開していくことだろう」
確かに、ピアノ練習は孤独との戦いと言う所がありました。そう言われるまで、それが当たり前と思って生きてきたので、なかなか気づきにくかったですが、そういえば言われるとそうなのです。
私は、小さい頃、個人レッスンと、グループレッスン両方のピアノレッスンを受けてきました。それぞれメリットデメリットがありますが、確かに刺激をし合う、他社の演奏を聴くと言う面ではマネできる対象が増え、自分のスタイルを変えやすいと言う面でとてもいい経験でした。
芸術でもなんでも最初は興味をもった対象のマネから入りますからね。
個人レッスンもメリットはもちろんあります。
やはりある程度テクニックがついてくると、個人レッスンの方が上達が早いです。具体的なことがたくさん学べます。
ただ、私も彼の意見と同様、小さいうちはグループレッスンの方が良いと私も思います。特に幼児-5歳くらいまではグループレッスンの方がよいです。
何故かと言うと、特に幼児は、興味の持ったものにしか集中しないからです。
大人ももちろんそうですが、特に学ぶという意欲がまずあるかないかの違いです。
子供は、同じ年齢の子供に興味を持ちます。
他の子供が発する声、音、仕草全てを真似しよう、一緒に遊ぼうとします。音楽は遊びながら学ぶにこしたことはないんです。テクニックなどは二の次です。
ですがもちろんそれも、すべての子に当てはまることでもないので、迷われている方は一度ご相談くださいね^_^