ピアノの教え方1 「バッハにいく前必ずやっておけば良いこと

こんにちは^_^

カナです^_^

今日は私の教室にこられる新しい生徒さんで、すぐにバッハの教材に入ったにもかかわらず、バッハを楽しめていない方が多いです。

そんなことがないように、今日は後にバッハを気持ちよく弾けるようになコツを、お伝えさせていただきます。

カノンは、ポリフォニーの音楽を勉強するための大変良い練習になります。こういった練習曲を飛ばし、バッハインベンションに入っている生徒さんをよく見かけますが、バッハに入る前に、ポリフォニーの音楽をたくさん扱った簡単なテキストで練習を積んでからの方が効率がよいです。

どんな課題をする時も同じですが、特にカノンの場合には、まず生徒に、「この曲はどういう風にできているのかな?」と聞きます。

小節ごとに指差して「こことここが同じ」と答える生徒もあるでしょう。

下の課題の練習方法を説明しましょう。

右手と左手を使っても良いのですが、ここでは、上声を読んで下声を手でうつ練習することにします。

その際、2小節目の上声を読むときには、先に読んだ1小節目の上声をできるだけ記憶しておいて、2小節目ではそれを声に出して遅れて手で打つようにします。

ただ見たものを考えなしに打つのではなく、こうしたことを意識しながら練習しなければカノンを練習する意味がなくなります。

2人以上でカノンを練習するときには、一方が楽譜を見ながら上声を手で打ち、もう一方は楽譜を見ないで、それを聞きながら1小節遅れて「タタタ」と言ってうっていきます。

これは、1小節前に記憶したリズムを口で言いながら、今聴いているリズムを次々に頭に入れていかなければならないので、耳と頭をフル回転するとても良い練習になります。

その際、リズムを1泊ずつ聞いたのではとても覚えられないので、1小節のパターンとして記憶していかなければなりません。

そのためには、拍子を振りながら聴くと大変良い助けになります。

これは、やってみると案外難しいものなので、ここに挙げた課題で、ぜひ経験して見られることをお勧めします。

この課題はとても難しいので、もっと優しい2拍子のものを使ってみると良いでしょう。

クラス授業でこのような練習を扱うと、みんなとても興味を持って楽し楽しくやってくれますが、少し課題が混み合っていると、途中でついてこられなくなってみんな黙ってしまうことがあります。

それは、リズムを1小節まとめた形で記憶する習慣がないことと、新しいリズムを覚えながら1小節前に来たリズムを言う…と言う2つのことを同時にこなしながら、止まらず先へ進んでいくことが、難しいためだと思われます。

このような頭の使い方は、当然、バッハのようなポリフォニーの音楽を聴くときにやっているはずなのですが、楽譜を見て書かれている音をひいているだけで、ピアノを弾く際には、あまり意識して耳と頭を使っていないのかもしれません。

実際に次のような箇所を引く際に、このようなやり方を意識的に応用してみると、模倣の部分がもっと生き生きと聞こえてくるようになるのです。

次回は2声リズムの練習をするときにうまくいかない場合の練習方法を具体的にご説明していきたいと思います。

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